青年海外協力隊

青年海外協力隊で大切なのは健康!

私は2019年8月まで、青年海外協力隊としてケニアで活動していました。

活動を終えた今だから言えること、思うことを、このブログでいくつか紹介したいと思います。まずはじめに、協力隊に参加するのに最も重要だと噂される(?)、「健康」について述べたいと思います。

選考で一番重要視されるのは、「健康」!?

私は、青年海外協力隊の2016年秋募集に応募し、合格をいただきました。

 

おそらく今でも多くの方がするように、私も応募を検討していたときは、ネットを中心にかなり情報収集をしました。

 

そのなかで、よく話題に上がりがちだったのが、「選考は健康診断が一番キビシイ!」ですね。

 

当時の私もこの情報は無視できませんでした。

尿酸値がやや高めだったこともあり、健診前はお酒を控えたり、水を多く飲んだりして、つけ焼き刃的な対策をしたものです。

 

後に出会った隊員仲間やJICA事務所の職員さんたちと話してわかったことですが、たしかに協力隊は健康診断の結果にはシビアなようです。

 

各項目の数値もそうですが、特に既往症がある人に対してはかなり厳しい審査の目が入るようです。(例えばアレルギーやアトピーやヘルニアなど)

 

人格的な意味で、隊員としての“適性アリ”と判断された人も、少しでも健康診断で難があるとされた場合は、“あっさり落とされる”のは間違いないと思います。

 

実際のところ、選考で健康が本当に最重要項目かどうかはよくわかりません。

 

ですが、協力隊を経験した今、隊員生活の基本は“心身の健康”だと強く思っています。

 

なんで、健康って大切なの?

隊員は、身体が資本。

 

訓練所の段階で思いましたが、協力隊は絵に描いたような“健康優良児”の集まりです。

 

新卒バリバリ体育隊員はもちろん、40手前の“ベテラン”青年まで、みんな健康な人ばかりでした。

 

健康が大切な理由は以下の通り。

そもそも元気じゃなければ活動ができない。

しょっちゅう体調を崩していては出勤すらできず、同僚に迷惑や心配をかけることになります。

 

病院までのアクセスが悪い。

隊員が派遣されるのは開発途上国。そうそう近所に立派な病院はありません。

私もいわゆる“ド田舎隊員”でしたが、体調が悪いからといって、気軽にいける距離に病院はありませんでした。

また、公共交通機関の数や種類も限られているので、頻繁に体調を崩しては、安心して生活もできません。

 

病院の医療環境も整っていない。

病院へのアクセスもさることながら、せっかくたどり着いた最寄りの病院でも、その医療環境は、日本では考えられないレベルで整っていません。

 

私の知っているなかで、食中毒に効く薬として“炭”を処方された隊員もいました。口の中が真っ黒になって終わっただけだったそうです笑

 

それでしっかり治ればいいのですが、やはり定期的な通院や入院を必要とするレベルの病気にかかった場合は、首都や近くの大都市まで行かなくてはなりません。

 

やはり、隊員として生きていくには、“病気にならない身体”は絶対不可欠です。

 

生活環境も悪い。

生活環境というか、ある程度“水”に話を集中させることができます。

隊員の中で、立派な上水道が整ったところにいる者は、ほとんどいません。

 

例えば、私は2年間雨水で生活しました。

屋根に落ちた雨水を、雨樋を伝って家裏にあるタンクに集め、そこから毎朝雨水を汲んで、生活用水として使っていました。

さすがに飲み水は買っていましたが、飲み水が買えるマーケットまでは歩いて40分。食べ物の煮炊きをはじめ、食器洗いや洗濯はすべて雨水を使用していました。

 

タンクの水が徐々に緑色に濁りはじめ、タンクの掃除をすることもありました。

 

また、普段よくしてもらっている近隣住民や同僚に、食事をご馳走してもらうこともあります。

残念ながら決して衛生的とはいえない状況ですが、どれも現地の人々の好意ですので、毎回断るわけにもいきません。(私も暑いなか、大量のハエがたかった料理を、覚悟を決めてご馳走になったことは何度もあります笑)

 

日常生活で簡単に体調を崩さない頑丈さ(お腹の強さ)はとても大切だと、隊員生活を通じて痛感しました。

 

盲点になりがちなのが、“心の健康”

身体の健康に加えて、見逃していけないのが“心の健康”です。

 

隊員生活は、日本社会のような”仕事の忙しさからくるストレス”とは違い、異文化に身を置くことからくるストレスとの戦いです。

 

言葉が異なるのはもちろん、コミュニケーションの感覚も違いますし、活動がなかなか軌道に乗らないことからくるストレスもあります。

 

ストレスの捌け口がなく、家に引きこもりがちになってしまったり、なんでもかんでも周りのせいにしてしまったり、心のバランスを崩しそうになることは大なり小なり誰にでもあります。

 

よって、ある程度のストレス耐性とストレスコントロールができる柔軟性が必要なのは言うまでもありません。

 

協力隊の面接では、面接官に臨床心理士の方もいるそうですが、ストレス耐性を試されるのは当然であると、協力隊生活を通じて感じました。

 

何にも気にしない“鋼のメンタル”を持て、という意味ではありませんが、困難も笑いに変えられるような明るいパーソナリティの持ち主が、協力隊には向いていると思います。

 

おわりに

協力隊を終えた今、

「協力隊で一番な大切なことは何か」と聞かれたら、私は間違いなく「健康」と答えます。

 

良い活動も良い任地生活も、健康なしでは絶対に得ることはできません。

 

協力隊に応募しているときは、正直そんなに大事かなあと半信半疑でしたが、やはり何事も心身ともに健康第一です。

 

今になって、選考で健康が重視されるのも納得がいきます。

 

これは訓練所でもよく言われましたが、協力隊の任務で最も大切なことは「無事帰る」ということです。

 

協力隊に限らず、これから海外生活を送られる方の参考になればいいなと思います。

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ABOUT ME
Kohei
名古屋大学大学院国際開発研究科修了後、愛知県内で英語教諭として勤務。退職後、青年海外協力隊(2017年度2次隊青少年活動)に参加し、ケニアに渡る。2019年9月より英国ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)にて、教育開発学を学ぶ。