イギリス留学

イギリス大学院受験で必要な書類

大学新卒者も社会人経験者も、毎年多くの方がイギリスの大学院を受験します。

私も受験を決めて以来、ネットを中心に情報を集めました。

イギリスの大学院受験は、書類審査のみです。

日本の大学受験のような、いわゆる学力検査はありません。

 

この記事では、出願する際に必要な書類についてまとめています。

 

いつまでに書類を揃えればいい?

ほとんどの大学が、毎年10月頃から次年度(翌年9月入学)の学生募集を開始します(2020年9月入学なら、2019年10月から募集開始)。

 

よって、受験者は9月中には出願書類をすべて揃える必要があります。

また、出願はすべてネット上で行います。

実際、学生募集は入学年の7月頃までやっていますが、イギリスの大学院は出願が早ければ早いほど合格の可能性が高まります。

なので、10月の募集開始と同時に出願できるよう、9月中には書類作成を終了させたいところです。

 

いつから書類を作りはじめればいい?

IELTSは1年以上前から準備を進めた方がいいと思いますが、その他の種類については、4月以降に揃えはじめるのがいいと思います。

 

後述しますが、出願書類のひとつである「学位証明書」などは、「発行されて半年以内のものに限り受けつける」としている大学もあるので、これらの書類集めは4月以降で十分かと思います。

 

揃えるべき出願書類

大学に提出しなければならない書類は以下の6点です。

これらはどの大学でも概ね共通かと思います。

・IELTS

・履歴書(CV)

・推薦書(Reference)

・志望動機書(Personal Statement)

・卒業証明書(Degree Certificate)

・成績証明書(Transcript)

以下で、ひとつずつ詳述していきます。

 

IELTS

言わずもがな、もっとも大切な出願書類のひとつです。

出願の10月に合わせて、何度か受検して大学の要求スコアを満たす必要があります。

出願の1年以上前からコツコツ勉強を積み重ねる進学希望者はたくさんいます。

 

ただし、IELTSに関して、朗報(?)がひとつあります

 

それは、「出願の時点では、大学が要求するIELTSスコアを満たす必要はない」ということです。

 

つまり、出願では、現時点のスコアを提出すれば良いのです。

 

例えば、ある大学の要求スコアが「7.0」で、現時点のスコアが「6.0」であっても、出願することは可能です。

 

他の書類を審査した結果、「合格」と判断された場合、「条件付き合格(conditional offer)」がもらえます。

 

これは、「IELTS足りてないけど、とりあえずアナタ合格ね!」って意味です。

条件付きでも、とりあえず大学の席はこれで確保です

 

最終的な募集締め切りの翌年7月頃までに要求スコアを取って、再申請すると「条件付き合格」から「無条件合格(unconditional offer)」に更新されます。

 

これは多くの受験者にとって、圧倒的にありがたい話ですね。

ただし、“IELTS取らなきゃ合格取り消し”というプレッシャーとの戦いにはなりますが…。

 

なので、なるべく一発で「無条件合格(unconditional offer)」を勝ち取れるようにIELTSの勉強は計画的に進めましょう。ときには気合を入れながら。

英文履歴書(CV)

英文履歴書は「CV」と呼ばれています。

「個人情報、学歴、職歴、その他特筆すべき経験、資格」を最大A4裏表1枚にまとめたCVを作る必要があります。

❇︎CV作成における留学エージェントの利用についてはこちら

→→→イギリス大学院受験で「留学エージェント」は利用すべきか?

 

盛り込むべき情報は、

個人情報

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

職歴

  • いつからいつまで?(月・年)
  • 組織名
  • ポジション
  • 主な職務内容

学歴

  • いつからいつまで?(月・年)
  • 学校名
  • 学位名

学歴は、大学学部以降で十分です。

特筆すべき経験

専攻したい学問に関係する経験について、「いつからいつまで、組織名、従事した内容」について、上記の職歴のようなフォーマットで書く。

例えば、「開発学」を専攻する者なら、JICAが主催した研修会に参加したとか、過去のボランティア経験について書けばよい。

資格

IELTS、教員免許など。志望する専攻に関わるものはすべて書いておきましょう。

表彰の経験(もし有れば)

 

CVに関して、各項目は日本語の履歴書のイメージと大差ありませんし、特に決まったフォーマットはありません。

「イギリス 大学院 CV サンプル」でググれば、例はいくらでも出てくるので、参考にしていただければと思います。

 

推薦書(Reference)

推薦書は「Reference」といいます。大学によってまちまちですが、概ね推薦書2通を要求する大学が多いです。

❇︎推薦書作成における留学エージェントの利用についてはこちら

→→→イギリス大学院受験で「留学エージェント」は利用すべきか?

 

 

では、どんな推薦書は誰から貰うか。

社会人の場合は、「大学時代の指導教官」と「職場の上司」です。

学生の場合は、「大学の指導教官」と「他の大学教授」です。

 

大学関係者から貰う推薦書は「Academic Reference」と職場から貰う推薦書は「Professional Reference」と呼んだりすることが多いです。

 

私の場合、前者は大学時代の指導教官から、後者は当時所属していたJICA事務所の職員さんから書いてもらいました。

 

推薦書作成のコツ

・A4オモテ1枚程度でまとめます。

  • 人に書いてもらう書類ですので、時間に余裕を持ってお願いするようにしましょう。
  • 相手の手間を省くためにも、推薦書の内容はすべて自分で用意するのがいいです。“あとはサインをもらうだけ”という状態でお願いするのが、相手にとって最もハッピーな依頼のされ方だと思います。(ただし、超自画自賛の文を見てもらうことになるので、その恥ずかしさに耐える多少のメンタルの強さは必要になりますが笑)
  • 発行してもらうとき、なるべく「組織のロゴ」をヘッダーに入れてもらいましょう。これがあると「推薦書としての“パワーが増す”」はよく巷で言われていることです。私の場合は、JICAと大学のロゴを推薦書のヘッダーにそれぞれ入れていただきました。
  • 推薦文に盛り込むべき内容は「推薦者との関係、どんな研究(仕事)に従事し、どんな成果を上げ、いかにその大学に合う人物か(どれだけ素晴らしい人物か笑)」です。
  • フォーマットに関しては、CVと同様に「イギリス 大学院 推薦書 サンプル」でググると例がたくさん出てきます。例を参考にしながら、じっくり時間をかけて作成してください。
  • 推薦文に盛り込むべき内容は「推薦者との関係、どんな研究(仕事)に従事し、どんな成果を上げ、いかにその大学に合う人物か(どれだけ素晴らしい人物か笑)」です。

 

志望動機書(Personal Statement)

志望動機書は「PS」と呼んだりします。こちらも最も重要な書類のひとつです。語数指定のある場合がほとんどですが、多くの大学が500語程度としています。中には1,000語程度も要求する大学もあります。

❇︎PS作成における留学エージェントの利用についてはこちら

→→→イギリス大学院受験で「留学エージェント」は利用すべきか?

 

盛り込むべき内容

  • 大学では、何を専攻し、どんな研究をしたか。そして、どんな感想や問題意識を持っているか。
  • 職場では、どのポジションで、どのような経験をし、その結果どんな教訓や問題意識を得たか。
  • 希望する専攻では、どんな研究をしたいか、及びその理由。(できれば「自分」という人物が、その専攻の教授やメンバーに対して、どんな貢献ができるかについても言及したい)
  • ここで学んだことを将来どう活かすか(研究を続けるのか、どんな職業選択をするか、どういった方法で社会貢献をしていくつもりか、など)
  • 以上を踏まえ、「自分はこの大学で学ぶのにふさわしい人物である」という趣旨を述べて全体を締める。

 

他の書類にも言えることですが、志望大学の専攻内容や求める人物像について、ホームページを中心によく研究して、それに沿う形で文書を作成することが大切だと思います。

 

基本的な視点は、「自分がどんな人物か」ではなく、「自分がいかにこの大学に合う人物かを、過去の経験や将来のビジョンとともに述べる」ということです。

 

特に職務経験のない現役学生の方は、現在の専攻内容に加えて、関連分野の活動経験についても述べるのがよいと思います。

 

英文卒業証明書(Degree Certificate)と英文成績証明書(Transcript)

こちらは自分で大学に問い合わせをすることになります。

どちらも紙媒体で発行する大学がほとんどですので、各自でPDF化し、出願のときに送付するなり、アップロードします。

現役学生の方は、“卒業見込み”となりますので、現時点での成績証明書を提出することになります。

 

受験料はかかる?

これは、大学によってまちまちですが、入学審査自体は無料の大学が多い印象です。

私は4校出願しましたが、そのうち審査料を要求されたのは1校のみでした

 

おわりに

以上が、イギリス大学院受験において必要な書類たちです。

10月出願に合わせて、IELTSは1年以上前から、他の書類は4月以降に準備を始めればいいと思います。

IELTSは、ぜひ出願時に要求スコアを取れるように頑張ってください。

特に、大人になると、IELTSは英語というよりは、自分との戦いです笑

志望動機書は、じっくり時間をかけて内容を何度も推敲されるのが良いと思います。

 

ぜひ参考にしてみてください。

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ABOUT ME
Kohei
名古屋大学大学院国際開発研究科修了後、愛知県内で英語教諭として勤務。退職後、青年海外協力隊(2017年度2次隊青少年活動)に参加し、ケニアに渡る。2019年9月より英国ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)にて、教育開発学を学ぶ。